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Crosstalk ベテラン対談

挑戦と成長を競い合ってきた、
かけがえのない仲間だね。

長い歴史が育んだ風土を大切にしながら、新しい時代を見据えた挑戦を続けている白崎製作所。そのなかで25年以上の付き合いを持つベテラン社員であるS主査とM係長に語ってもらいました。彼らの社内での経験や仕事を通じて、白崎製作所の魅力を知ってください。

プロフィール

Story モノづくりへの情熱が原点かな。

Y.M.

Sさんとも本当に長いお付き合いになりましたね。私が入社したとき、Sさんが3年くらい先輩でいらっしゃったんですよね。先輩と新人としてお付き合いが始まって、もう25年ですよ。

T.S.

そうでした。わりとすぐに気が合いましたよね。二人ともモノづくりが好きだったから。私はいまだに趣味の釣りに行くのにも、自分で釣り道具を自作するようなヤツだし(笑)。釣り道具屋に行かずに、100円ショップやホームセンターに行って道具を揃えて作ってます。そういうのが好きだから、白崎製作所を見つけたときも、どんなものを作っているんだろうって応募して、そのままずっといるって感じです。

Y.M.

私は20歳で入社したんです。高校卒業してからどんな仕事がいいのか少し迷っていて。お弁当屋さんでアルバイトしながら、趣味でバイクとか車なんかをいじってました。それが楽しくて(笑)。もしかしたら、工業系も仕事が向いているんじゃないかって思い始めて求人誌で白崎製作所を見つけて応募したんです。

当時、社長もまだ若くて。30代の半ばだったんじゃないかな。で、面接受けに来てみたら、駐車場に派手なスポーツカーとか高級車が並んでいて、「こんなに稼げるの?」なんて勝手に思ったのを覚えています(笑)。

Story 変化を続ける、飽きない会社だと思います。

Y.M.

なんか若気の至りというか。でも、いまだに若い会社というイメージがあるのは白崎製作所がいつも変化し続けている会社だからだと思うんですよね。私が覚えているだけでも、何度か会社が大きくガラッと変わる節目がありました。

T.S.

そうだね。変化し続けている会社というイメージはある。だって、私たちが出会った頃にやっていた仕事なんていまほとんどないもの。業務内容が変化しているのは、やっぱり社長の時代を見る目が的確だったからだと思いますね。時代に即して、自分たちの得意な分野を活かせるものを見つけてくる。創業時は、電気材料の製造販売、その後、電気絶縁材料の樹脂を中心に幅広い製品の製造に関わっていく、というようにどんどん変化いった歴史がある。やったことがない製品でも「できない」とは言わずに、お客様の要望に応えようという、お客様を感動させようというモットーがあったからこそ実現できた変化ですよね。

Y.M.

現在の主力製品である半導体関連の研磨キャリアだって、最初はまさに、トライ&エラーの連続でしたね。お客様からの依頼で「こんな製品作れないか」と相談されて、無理だっていわないところが社長のすごいところなんですよね。初めての分野で原因がわからない問題に直面しても、一つひとつ仮説を立てながら、一つひとつ解決していく。何年も試行錯誤を繰り返しながらも、ちゃんと製品化に成功するという社風というか文化があるんです。

T.S.

白崎製作所って、いわゆる町工場のように見えて、ものすごく前のめりに技術を取り込んで新しいものに挑戦するという歴史を積み重ねてきた技術者集団なんですよね。だからこそ、世界に通じる技術力を誇ることができているし、大手が驚くほどの利益率を叩き出している。でも、若い会社というイメージがある反面、私たちのような古株は、上司を含めて三人しか残っていないんですよ。それはある意味、私たちが会社の変化を面白がれたというか、一緒に変わってこれたということなんでしょうね。

Y.M.

それは私も思います。変化を恐れていたら、100年近い歴史を刻むことなんてできないし、新しい顧客や技術を取り込んでいくことなんてできませんから。働く私たちとしては、毎日新しいことに挑戦できるから、仕事に飽きるってことがないんです。そこが技術者としては、本当に幸せなことだと思いますね。

Story 師匠と弟子の関係から、仲間になってきた。

Y.M.

私たちもキャリアを重ねてきて、社内ではベテランと言われる域に達してきたので、最近は何でも屋を引き受けている感じですね。製造もしながらマネジメントもしていて、製造のスケジュール調整だったり、現場の部員との打ち合わせや目標設定など、営業的なことや開発的なことも担当しています。でも、ここまでやってくることができたのも、Sさんのおかげですよ。入社当時から先輩であり、師匠的な存在でしたから。何回も、ダメ出しされて、その度に成長してきたなあと思っています。

T.S.

私もMさんを頼りにしていますよ。いまは同士であり仲間だと思っていますね。おたがいに意見を出し合いながら話し合いを重ねて仕事を進めています。Mさんのいいところは、私に限らず周囲の人たちの話をよく聞いて、的確に自分の考えを伝えてくれるところですね。

Y.M.

その辺りは、次期社長である専務が積極的に取り入れている教育体制の充実というところにも関係があるかもしれませんね。長い歴史のなかで、私たちが若い頃は教育制度なんてなかったですからね。他の会社もそうでしたが、職人的な世界で、「オレの背中を見て学べ」というのが基本でした。でも、いまそれをやるとみんな辞めてしまう。それよりもしっかりと教育体制を整えて、技術的な資料を揃えて、学び意欲がある人はどんどん学べるようにしたほうがいいんです。

T.S.

そうですね。外部の研修を受けるのも最初は苦手でしたが、受けている内に客観的な視点を得ることができて、自分たちの視座が上がる感覚がありました。これまでの白崎製作所が時代の変化をしっかりと受け止めて吸収してきたように、教育などの面に置いても変化を恐れずに新しい人材を受け入れ、育てるというよりも一緒になって成長してきたいと思っています。そうすることで、私たちにもっと若い同士がたくさん生まれてくるかもしれませんね。

Story 社員一人ひとりの挑戦が、
白崎製作所の次の100年へつながる。

Y.M.

ベテランと言われる立場になっても、まだまだ知らないことだらけです。でも、それが悔しいというよりも嬉しい。仕事をするたびに、知らなかったことを知る喜びがあります。ネットの検索だけじゃわからないようなことをすることができると、本当に嬉しいですね。あとは、そのときに任されて作るのであれば、いま作ることができる技術で一番いいものを作りたいという思いはありますね。

T.S.

そのこだわりはすごいですね。私にはないかなあ。

Y.M.

よくいいますよ。こだわりのかたまりみたいな人なのに(笑)。私のこだわりなんて、自己満足の世界だけど、Sさんの場合はそうじゃない。普通は、要求されたものをどこまで実現するのか、というところが勝負なんだけど、Sさんは要求以上のものを作り上げて驚かせてやるっていう感覚が強いんですよ。なんか目標設定が120%のところにあるって感じですよ。

T.S.

ああ、そうか。なるほど、言われてみればそうかもしれない(笑)。どちらにしても、白崎製作所という会社が挑戦を楽しみ、挑戦を続ける場所であってほしいですね。変化を恐れずに新しいことに挑戦し続ける。そのために、若い人たちが意欲的に仕事に取り組めるように、教育制度を充実させて、社内の体制も整えていく。そんな環境作りに私たちの世代が取り組んでいきたいですね。